1月に2度目の宿泊合宿を草津にて行いました。一年間のゼミ活動の総括をする目的もありました。草津は、訪日外国人にも人気な日本文化が詰まった観光スポットです。前述した通り、今年度の関ゼミは約半数が留学生であり1年を通じて異文化学習に取り組んできました。湯畑での硫黄の臭いや天然温泉、神社での賽銭なども日本文化として学びの場となりました。母国では雪が降らない留学生は、積もった雪で遊んだりスノーボードをしたりしていました。この1年間多くの人々とグローバルパートナーシップの構築を目指して取り組んできましたが、ゼミ生同士のパートナーシップがうまく築けたからこそ多くの成果を上げることができたのだと改めて実感しました。

ゼミ生がこれまで身に付けてきた英語力やコミュニケーション能力の成長を図るべく、自由参加ではありましたが結果としてゼミ生のほとんどが参加しました（11組出場中7組が関ゼミ生でした）。ネパール研修に至るまでは、現地学生とパートナーシップを構築するために英語の日常会話を習得することが私達にとって重要な点でした。一方、コンテストでは多くの聴衆の前でテーマについて英語で論理的に議論を展開しなければならず、各自が相当に練習を重ねました。結果、入賞全3組中2組を関ゼミ生が占めました。受賞を逃したゼミ生もプレゼンテーションの質は極めて高く、中には、ネパール研修で思い通りに英語が話せなかった悔しさから努力に努力を重ね、このコンテストで飛躍したゼミ生もいました。発音の改善、そして自信に溢れた発表に皆が驚かされました。当コンテスト出場がそのような成長のきっかけになったことは入賞以上の価値を関ゼミにもたらしました。

　12月9日、ゼミ研究報告会にて発表しました。テーマは「カルチャーショック」です。「カルチャーショック」＝「『外国』での文化衝撃」と考えがちだが、実は外国や外国人に限らず、「自分以外の他者とならいつどこでも起き得る」という内容です。ゼミ生間の「カルチャーショック」が原因で起こった対立とそれへの対応方法を例にしながら発表をしました。

　11月12日に、9月に開催したネパールゼミ研修の報告会を開催しました。この報告会は関ゼミ生が中心となって企画、運営しましたが、ベトナムやネパールで開催された他の学生交流プログラムに参加した全国の学生が集結しました。ネパールで、貧困村の学校を訪れ小・中学生に授業を行ったことや、言語の通じない村人、小学生と活動を共にし交流をしたことなど、ネパール学生メンバーと教育の質改善のためにに議論したことなど、SDGsに向けた様々な取り組みが紹介されました。外務省やJICAに後援していただいたイベントであり準備は非常に大変でしたが、結果として、「JICA地球ひろば」国際会議場を100名以上の参加者で満席となり、満足のいくものになりました。外務省やJICAの方々からの称賛の声をいただき、さらにやる気が高まりました。

授業を積極的に外部学生に公開し、SDGsや異文化理解などについて共に検討しました。秋季には3週連続で具体的なテーマを設定して開催しました。 第1回「文化の学び」 異文化理解、異文化コミュニケーションについて、今年度の活動を基にプレゼンテーションとディスカッション形式で共有しました。 第2回「英語の学び」 　ゼミ生が英語で発表し、各発表者に対して質疑応答を行いました。ゼミ生同士で率直に意見交換できる雰囲気が既に出来上がっていたので、とても活発な議論が交わされました。ゼミ外生からも貴重なコメントが数多くありました。 第3回は「英語で文化の学び」 　学外からゲスト講師をお招きし、特別講演会（WHAT SHAPES WHO YOU ARE～異文化の中にいる自分について～）を開催しました。英語のみでの講演とディスカッションであったにも関わらず、30名以上のゼミ外生が参加してくださり大変盛り上がりました。SDGsや異文化について深く知っていただけたと思います。

(English follows below) 9月にネパールで行われたMero Sathi Project の記録動画が完成致しましたのでご紹介致します！ 様々な困難を乗り越えた仲間たちとの濃い2週間でした。是非、ご覧ください！ The video of Mero Sathi Project in September 2017 is finally up. Tough and fun 2-weeks experiences with our Mero-Sathi in Nepal is on this video. Hope you’ll like this!! Thank you. https://youtu.be/cn13qpXD8GU