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2021年6月18日 第一回VJYEプログラム「自国の服飾、地理、食、お祭りについて」

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  盛大なオープニングセレモニーで幕開けして5日後の6月18日(金)、第一回のVJYE プログラムが開催されました。初回のプログラムでは、お互いが自国の服飾や地理、食、お祭りについて英語でプレゼンテーションを行いました。  今回日本のことを紹介するにあたって、私はネットで調べながらプレゼン資料を作成したのですが、自分はまだまだ日本のことをよく知らなかったと感じました。例を示します。日本のお祭りの一つとして七夕を紹介したのですが、なぜ短冊に願い事を書いて飾るのか、調べるまで知りませんでした。(昔の日本では紙は高価で貴重なものだったため、大事なことを書く時に紙を使用していたという風習からきているそうです。)今回のプログラムは、ベトナムのことのみならず、自国文化について学べる絶好の機会になるになるのだと思います。  また日本人メンバーのプレゼンテーション後の質疑応答で、ベトナム人メンバーから鋭い指摘がありました。そのプレゼンは「日本では年越しの12月31日に、年越しそばを食べる。」という内容でした。それに対して、ベトナムメンバーが「何で年越しはそばなの?ラーメンでもうどんではだめなのか?」という質問をしてくれました。私たち日本人メンバーは、年越し=そばということが当たり前すぎて上手く質問に答えることが出来ず、ラーメン、うどん、そばの違いもちゃんとは知らなかったのでしっかり説明することができませんでした。私たちにとっては当たり前でも、違う国の人から見ると不思議な部分があり、違った角度から物事を見ると疑問に思うことや新たな発見があると感じました。  また食べ物のプレゼンを行ったグループでは、日本メンバーから、パクチーが苦手だからベトナムに行くのが心配という声が日本メンバーから上がりました。しかしベトナム学生から「ベトナムでもパクチ―が嫌いな人はたくさんいるから、嫌いなら食べなければいいだけのこと。」笑顔で答えが返ってきました。その国の情報については、巷で言われている情報がネットなどに頼り過ぎず、その国に暮らす人々に直接確かめることが必要であるということも学べました。  今回のプログラムを通して、物事を違う視点から考えることによって新たな発見や疑問点が見つかること、固定概念に基づいて他国の情報を鵜呑みにしてはいけないといったことを学ぶことができました。これからも活動を通して、お...

2021年6月13日 VJYEオープニングセレモニー開会式

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  2021年6月13日(日)、日本ーベトナム国際交流プログラム、Vietnam-Japan Youth Exchange (VJYE) 2021のオープニングセレモニーが実施されましたのでご報告いたします。  VJYEは関ゼミが2013年にAAEE, 一般社団法人アジア教育交流研究機構のご協力を得て初開催して以来5回目の開催となります。  2018年以降は、ベトナムの経済系トップ大学であるホーチミン経済大学(UEH)と共同開催しています。同大学と東京経済大学は、関ゼミの交流がきっかけとなり昨年から協定校契約を締結しました!今年のVJYEは、協定締結を祝う特別なプログラムとなります。  17名の東京経済大学学生と、20名のホーチミン市経済大学学生が、6月から8月の2ヶ月間にも及ぶオンライン国際交流に挑戦します。「オンラインなのに感動のプログラムを!」を目標に3月から準備を重ねてようやくこの日を迎えました。  オープニングセレモニーは19~22時にて3時間にわたって行われました。  日本・ベトナムそれぞれの学生は準備した「オープニングムービー」を作成しました。  日本側からは「ニュース風の東経大紹介動画」「メンバーの自己紹介」「日本の文化紹介」の三本だてで行われました。  「ニュース風の東経大紹介動画」では、東経大のキャンパスや図書館などについてニュース風に紹介をされました。  「メンバーの自己紹介」では、学生一人一人が趣味や学部などについて話しました。「漫画が好き」などの趣味には共感する人も多く、頷きながら視聴している人も多くいました。  「日本の文化紹介」では日本の地下鉄の乗り方や日本風卵焼きご飯の様子などを紹介しました。  ベトナム側の動画は「ホーチミン大学の紹介動画」「メンバーの自己紹介」の二本立てで構成されていました。  「ホーチミン経済大学の紹介動画」では、ホーチミン大学の歴史や施設について紹介してくれました。特に、留学生が学校の制度の魅力について笑顔で語っている場面が印象に残っています。  「メンバーの自己紹介」では、参加学生がアピールしたいことについて自由に紹介してくれました。紹介内容、動画作成諸々、非常に個性溢れていて、一人一人から多彩な魅力を感じました。中には日本のマンガ文化を愛していたり、日本語の勉強を楽しんでいたりすることをアピールして...

2021年6月11日「スーパー関ゼミ特別講座」

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  最近の関ゼミの授業は、英語のディベートから始まりますが、この日のディベートは普段にも増して気合いを入れて取り組みました。なぜならば、この授業の二日後にはいよいよ東経大の海外協定校であるホーチミン経済大学との2カ月間国際交流プログラム、Vietnam-Japan Youth Exchange (VJYE) 2021が始まるからです。zoomのブレークアウト機能を使って2部屋に分かれ、以下の2つのテーマについて議論しました。 (1)国・数・理・社・英を必修科目にするべきか否か (2)小学校の英語教育でALTは、挨拶程度以上の英語の文法なども教えるべきか否か このテーマ、簡単そうに聞こえますが実際にはかなり難しい。英語で表現するのはもちろん難しいのですが、日本語で議論したとしても上手く言えるかどうかわからない、ということに気が付きました。英語力の前にまずは身の回りのことについて意見を言語化する習慣を付けなければ、と痛感しました。また、この活動の特徴は、テーマ決めから進行、評価まですべてゼミ生が行うことにあります。「学生主体」をポリシーとする関ゼミならではの活動だと思いながら取り組んでいます。  ディベートの後は、授業の前日夜に急に決定した「スーパー関ゼミ卒業生特別企画」。授業前日午後に、関先生の元に2008年の関ゼミ所属生、宇賀田麻美さんから「関ゼミ生を応援したいので、機会あれば話しをさせてください」とメッセージが届いたそうです。関先生はしばらく考えた後にゼミ長に相談しました。すると、ゼミ長は「明日の授業でお願いしたらどうですか!」と回答し、そのまま実施が決まってしまいました。夜にラインで講演会開催を知ったゼミ生は皆ビックリ。関ゼミの授業はこのような驚きの展開が多く、かなりワクワクします。  宇賀田さんの講演会は(1)パワーポイントを効率的に使う方法指導 (2)関先生との対談、そして(3)ゼミ生との質疑応答の3部構成でした。  関ゼミでは発表の機会が多くあり、パワーポイントのスキルは必須です。このワークショップでは、どうしたら見栄えの良いパワーポイントをつくれるのか、また綺麗で見やすいパワーポイントとは何か?を始め、目からうろこの情報満載でした。  関先生との対談では、当時のネパールでの海外研修を様子や関ゼミの活動内容などをお聞かせいただきました。お話しを聞いていて、...

2021年6月4日 いよいよ始まる国際交流に向け、関昭典先生からの激励の言葉

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  2021年6月4日の関ゼミナールでは、ベトナムと日本の国際交流の成功のキセキについて我が関ゼミナール担当の関昭典教授からお話しをいただきました!   「本当に何事もやってみなきゃわからないんですよ、皆さん。」 時はさかのぼること8年前の2013年、2011年からから約2年間地道に準備を重ねた末に、ようやくベトナム-日本間の国際交流プログラムの成功に導いた関先生は、zoomの画面越しから前のめりになって、ゼミ生一同に訴えかけました。  2009年頃からベトナムを始め東南アジア格好で教育調査に取り組んでいた関先生は現地の学生達の素晴らしさに感銘を受けていました。ベトナムでも何とか国際交流のプロジェクトを行いたいと思っていましたが、何と、 「当時、ベトナムには知り合いが一人もいなかったのです。」 現在、ベトナムで教育アドバイザーも務めテレビ出演までされている関先生が10年前にネットワークゼロだったとは。 そのためSNSを駆使して、ようやく1人のベトナム人の女子学生が協力を申し出てくれたそうです。 「すべては、一人のベトナム大学二年生とのやり取りから始まったのですよ。小さな小さな灯でした。」 関先生は、当時滞在していたタイやネパールから何度もベトナムに足を運び、その学生と共に高校や大学を周りました。しかし、中々受け入れてもらえずとても苦労したそうです。ベトナムは社会主義国家であるため、何かを始めるには多くの書類や国の許可が必要であり、無名の外国人と現地学生のことを中々信用してくれませんでした。そこでその学生は仲のいい友達や先輩の社会人など多くの人々に助けを乞うてくれたそうです。そこで助けてくださった人々のおかげで、無事、政府公認の国際交流プロジェクトを開催することができました。関先生にとってそのベトナム人女子学生は様々な面でサポートしてくれた「恩人」だそうです。現在も関先生の協力者として助けてくださっているとのこと。社会人になった後にはわざわざ来日して東経大の研究室にお越しくださったこともあります。  私自身、他の方の成功体験を人生の中で数回聞いた覚えがありますが、今回の先生のお話しはこれまで以上に自分事として捉えることができ、胸に響きました。それは関先生が当ゼミナールの担当者だからでもなく、国際交流について学習しているからでもありません。その言葉の背景にある血...

2021年5月28日 第2回「グローバル&グローカル社会における課題解決能力~持続可能な開発目標を視座として~」を開催しました

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  2021年5月28日(金)19:00~21:00に 山田基靖氏を講師、生田研一氏をファシリテーターとして、 第2回「グローバル&グローカル社会における課題解決能力~持続可能な開発目標を視座として~」を開催しました。   オンラインの開催で学内外から60名もの方々にご参加いただきました。また、東京経済大学の岡本英男学長もご出席くださりました。   山田先生は、事前に「SDGsの”本質”を理解する」時間にしたいと仰っていました。  おそらく関ゼミのメンバーは一般的な大学生よりはSDGsや社会問題に対する関心は高い方だと思いますが、SDGsが採択された背景や意義など初めて知ることも多く、非常に有意義な時間でした。   SDGsの本質的な部分や山田先生、ファシリテーターの生田さん(元文部科学省)の経験などを絡めながら、興味深いお話をしていただき、ゼミ生は皆、メモを取りながら真剣にお話を聞いていました。  今や SDGsは共通言語化していて、意識していなくても毎日のようにSDGsというワードを見聞きします。しかし、17のゴールの中身を知っているだけではまだ不十分なのです。SDGsがなぜ、どのようなプロセスを経て採択されたのか、国連を舞台としたせめぎあいやその背景にある事情を詳しく知ることにより、その重大さに気づかされました。  SDGsについて関心があるという方々の中に、SDGsの原文である「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」を読んでいる方はどれくらいいるのでしょうか。この原文を読んでいなければSDGsの本質を理解することは不可能であり、SDGsを取り組む際の必読書であると仰っていました。私たちも同感です。  「SDGsゴール〇番に取り組んでいます!!」こんな文句を企業の広告やお店の前のポスターなどで見聞きしませんか?社会の流れにあったとてもいい文句ですよね!?  しかし、SDGsの一つのゴールを選んで取り組むという姿勢は、SDGsへの認識不足を露呈してしまいます。特定の問題の解消に向けて取り組むという行為は、SDGs以前から既に世界中でなされており、SDGsも理念とは異なるのです。SDGsにおいては全てのゴールに包摂的に取り組まなければならないのです。すべての人が全てのゴールに対して何らかの取り組みができるはずである、ということに改めて気づ...