2021年7月2日  第二回VJYEプログラム「日本とベトナムの教育について」

 

 72日金曜日、第2VJYE、ベトナム―日本交流プログラム、第二回の活動が開催されましたので報告します。

この日は、まず関先生と一般社団法人アジア教育交流研究機構学生スーパーバイザー(早稲田大学4年)の永島郁哉さんにSDGsについての導入プレゼンテーションをしていただきました。その後は、SDGs活動に向けた準備の一環として、参加学生がベトナムと日本の学校教育制度について、お互いに発表し合いました。

永島郁哉さんがSDGs導入プレゼンテーションで仰っていたことは以下の二つに集約されます。

    Dialog is foundation of everything. (対話がすべてのことがらの土台となっている。)

ここでいう対話とは、自分自身で何かに正面から向き合い、積極的に考えていくこと、という意味です。対話を行うことで、環境や人権などの問題を考えることができるようになり、最終的には持続可能な社会につながるということです。

    Tackling an issue does not mean contributing SDGs. ( 一つの問題に取り組むだけではSDGsに貢献したとは言えない。)

SDGsは一つの課題にだけに向かって取り組んでも、すべての課題を達成することはできません。一つの課題に取り組みながらも、ほかの課題を頭に入れておくということが重要です。

 

次に、お互いの国の学校や教育について発表をしました。この発表に向けて、各グループが自国の教育制度について入念に調べ話し合いました。

発表の中には、自国のことであっても初耳の情報もありました。例えば、読者の皆さんは、なぜ新学期が4月に始まるか知っていますか?諸説ありますが、お米の収穫時期などが影響し、明治時代の会計年度が4月になったことから、学校もそれに合わせたそうです。英語でこのようなことを伝えるのは容易ではありませんでしたが、事前にしっかりと準備をしておいたおかげで、何とかとベトナムメンバーに伝えたい情報を伝えることができました。

 

 またベトナムメンバーの発表から、日本の学校とベトナムの学校で異なる部分があることを知りました。例えば、日本では小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年となっていますが、ベトナムでは日本でいう小学校は5年、中学校は4年となっており、大学も多くの人は3年で卒業するそうです。また、大学生になるとmilitary semester(兵役期間)と呼ばれる、一か月にわたる軍事訓練期間があるそうです。この期間には、生徒は模造銃を使い、射撃訓練を行うそうです。関ゼミの学生達は一同驚いていました。

 

 ベトナムと日本の学校、類似点や相違点を多く発見でき、さらにベトナム学生との交流も少しずつ深まり、とても有意義な時間を過ごせました!次回のブログもお楽しみに!

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