2018年度活動報告〜貧困と教育〜

こんにちは!今回は2018年度のゼミ活動をご紹介していきたいと思います!
この年度のゼミは昨年からの継続生4名に加え、新たに3年生3名と2年生3名が厳しい選考を通過した学生たち。真面目に淡々と1年間走っていくかと思いきや、、、2人の聴講生がスタート2ヶ月でいきなり70名集める大イベントを企画/開催したり、前代未聞の関内閣が発足したり色々起こりました(笑)
 またグローバルゼミだった昨年度と大きく違って2018年度のゼミは、なんとALL JAPANESE集団のゼミ!しかし年間テーマは国際的な問題である「Poverty & Education(貧困と教育)」と難しいものでした。
 国際的な学びや活動が多い関ゼミで、どのように1年間が過ぎたのでしょうか?? 


それでは、まず年間スケジュールから見ていくとしましょう!


【年間スケジュール】

4
・関ゼミ2018発足 w/2017OB&OGメンバー
・関昭典内閣発足?!

5
AAEE10周年記念イベントに
突撃参加/突撃取材
・講演会vol.1 韓国語のプロ通訳/翻訳家
「ツァイ 睦実さん(なんと関ゼミ1期生!)」
  →海外に興味があるけどどうすればいいか分からない人のための自己実現法

6月
・ゼミ合宿@武蔵村山キャンパス
TKU ENGLISH FAIR 2018開催
・講演会vol.2 ネパール支援家「垣見一雅さんことOK Bajiさん」
  →名言:The surest way to be happy is to make others happy.

7月
・リンさん(2017年関ゼミ生 ベトナム人学生)のお母様来訪

8月
AAEE Team Mero Sathi参加@JICA地球ひろば 
・ベトナム研修直前準備(プレゼンテーションやダンスを猛練習)

9月
・ベトナム海外ゼミ研修(2週間)
  →ホーチミン経済大学(TOP2 in VN)の学生と交流
・講演会vol.3枯葉剤被害者「グエンドクさん」
  →戦争の悲惨さと平和への願い
・貧困と教育における調査活動@ファンティエット
・ファンティエット大学/漁港/Ethic school訪問

10
・日本人学生とベトナム人学生の共同レポート作成&提出
・個人研究始動
・海外ゼミ研修報告会

11
AAEE合同学生交流プログラム報告イベント@JICA地球ひろば

12
・ゼミ研究報告会【改正入管法可決日on 12/8
  →過去10年間の関ゼミを総ざらいし、関ゼミの価値と存在意義を訴える
・加藤裕貴さん/吉野歩さんがアベック優勝@英語プレゼンテーションコンテスト
  →2017/2018年度ゼミ長、「再生可能エネルギー/ジェンダー」について各々発表
3回にわたりオープンゼミを開催
  →1. 異文化学習 2. 英語学習 3. 異文化学習×英語学習
・講演会vol.4 関ゼミ2013ゼミ長「青島一輝さん」
  →将来のために今何が出来るのか キャリアプランについて

1
・個人研究最終レポート提出

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もっと詳しい活動内容については、Facebook/Blog/InstagramCheck

ここからはいくつかピックアップして、詳しくご紹介します。

2年連続盛大に開催したENGLISH FAIR 2018


2017年に石垣航平さん(2018年は英語学習大臣)が発案し開催をした、ENGLISH FAIR。このイベントは東京経済大学の英語学習システムを総ざらいし、学内の英語学習向上に寄与するものでした。英語学習に興味ある学生はもちろんのこと、教授や国際交流課をはじめとする大学職員の方々にもご協力・ご来場頂きました。
聴講生の海野さんはENGLISH FAIR開催をなんとしても開催したいが為に、いきなり企画書を関先生に突き付けました!そして正規ゼミ生と先輩方を動かし、見事70名の動員を達成しTKU NEWSに掲載されました。すごかった!

 やはり東経大には英語学習に興味のある学生が非常に多いことがわかり、同時にその学習方法がわからないという学生が多いことがわかりました。関ゼミでは年間を通して英語学習を行なっております。関ゼミ初期の頃はご覧頂ければ分かる通り、英語学習がメイン活動となっておりました。そのDNAは少なからず過去10年以上継承されていました。皆さんも世界共通語を習得し、素敵な出会いと経験をしてみましょう!!



【ベトナム研修】

ベトナムで2番目に優秀な大学、「ホーチミン経済大学」の学生と交流しました。ワクワクと不安が全身をゾクゾクさせる中、現地に到着し翌日現地学生と交流スタートです。我々の国際学生交流を行うゼミ研修では、2週間現地学生と寝食を共にします。おはようからおやすみまで2週間、隣にはベトナム人学生。正直、辛いこと嫌なことなどもあれば、面白いこと驚くことも非常に多いです。
 初のご対面の時に歌やダンス/ゲームをして交流。これがスタートの合図です。いきなりでしたが、我々が驚き学んだことは出会ってすぐにありました。

 それは彼らのその研修にかける想いと気合いの強さでした。超ハングリー(笑)超驚きました。しかしなぜあそこまでなのかというと、彼らにとって他国の学生と交流するというチャンスは非常に貴重です。他国に自由に飛び回ることも現実的に厳しい現実があります。しかし、我々は今年楽しかったからまた来年も行こうと言えると思います。彼らは数少ない好機を最大利用し、学びや経験を最後の一滴まで搾り取ろうと必死に全力でぶつかってきてくれました。
貧困と教育の調査でCityから離れた村に行き、そのハングリーさに日本人メンバーも奮い立たされ、中には最後のアウトカムプレゼンテーションに向け夜遅くまでチームで活動するグループもいました。
最後には現地大学の校長先生等が審査員となり、公式のCompetitionで2週間の集大成を迎えました。




【最後に】

(※このお話は、それが良いとか悪いとかそういう話ではありません。)


 あなたはどう思いますか?
[設定]
あなたは語学に自信のあるサラリーマンとします。出世で、海外赴任が決まりました。今までのように朝から晩まで月から金までしっかり働き、「現地の人に負けないくらい人一倍努力しよう!」と意気込んでいます。
しかしいざ現地で勤務してみると、皆定時でさっさと帰宅してしまいオフィスに残ってるのはほんの数名だけ。


[質問]
この状況をあなたはどう思いますか?


自分が遅くまで働いてるのに、定時で帰宅する現地の人々はなまけ者だと思いますか?



[解説]
どう感じたからと言ってそれが良いとか悪いとかいう話ではありません。
そのような違いが世の中にはたくさんあるという事を知って頂きたく、この話を最後にしました。


これは、関ゼミで学ぶ異文化学習の1つ、「自文化中心主義」と「文化相対主義」という話です。
自文化中心主義とは、自らの所属する文化が正しいと考え、それを基に他の文化を判断する態度を指します。
文化相対主義とは、相手の文化、社会、相手自身ありのままの姿をよりよく理解しようとする態度を指します。


関ゼミでは例えばこのような事を学んでいました。
自分では受け入れられないことも、一度立ち止まってこの話を思い出して見て下さい。



これから様々な事を感じて学んで、
自分の知らない世界を堪能してみて下さい!








【編集者 ※Profile&Messageは、2017年記事参照】

加藤裕貴(かとうゆうき2019卒【2017-2018在籍】
・学部:経営学部経営学科
・職業:総合エレクトロニクス商社 法人営業職

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