2017年度活動報告 ~関ゼミでの経験~


 2017年度関ゼミは「スーパーグローバルゼミ」と名を馳せ、7ヶ国13名のゼミ生が学内外であらゆる活動に取り組み、一生忘れることのない唯一無二の経験をしました。また広報課にも多くの活動記事が掲載され、SNSを通じて国内外に発信されました。楽しいこと、面白いこと、辛いこと、きついこと、そしてまた楽しいこと。それらを積み重ね、共に過ごした仲間たちとの友情は何年経っても色あせないことでしょう。

【年間スケジュール】

   

【ネパールでの活動内容】

ネパールでのチームビルディング
まずは、現地の学生とアイスブレイク。自由気ままに自分が思うように体を動かし、現地の学生とペアになってダンスを踊りました。初めは恥ずかしく、周りを気にしてしまう人たちもいましたが、皆が面白おかしいダンスを踊っているから次第に恥ずかしさもなくなり、楽しさだけが残りました。そして、日本人・ネパールの学生それぞれが歩み寄った瞬間でした。アイスブレイクの後はUN Womenを訪れてジェンダーについて学び、ネパール学生と白熱したディスカッションを交わしました。
※UN Womenとは、United Nation Enity for Gender Equality and Empomerment of Women(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機構)の略称。



ネパール代表料理「ダルバート」
水・電気・インターネットが全く無い3つの貧困村を数日かけて訪れました。貧困村で生活する人々の家にホームステイし、その人たちが食べるもの、生活スタイル(シャワーは3日に1回など)、言葉(ちょっとした単語)、文化(食事は手で食べるなど)、など私たちも村民と同じように時間を過ごしました。また、各貧困村では小学校を訪れ、日本やベトナム・フィリピン・中国など様々な国の伝統ダンスを一つにしたパフォーマンスを披露したり、小学生たちが勉強になるような授業を行ったり、パソコンの寄付や日本の文化でもある折り紙体験会を開催しました。日本への帰国前には、モンキーテンブルという有名な観光地を訪れ、現地の学生との最後の思い出を作りました。

【思い出】

最高のチームでした!
現地の学生とたったの2週間という時間を過ごしましたが、その時間が一生の友達を作らせてくれました。2週間のプログラムではアイスブレイク、勉強会、貧困村を訪れるなど様々なことがありましたが、その中で一緒に過ごす何気ない一瞬が今では一番大切な思い出だと思います。冗談を言い合って笑い合ったり、その時に起きた予想しないハプニングで一緒に驚いたり、美味しいものを共有したり、恋愛トークをしたり...楽しいことも、悩ましいことも今気づけば色んな時間を共有しました。その時間こそ、ネパールでの一生の想い出です。

【勉強になったこと】

ネパールに比べて日本は、色んなチャンスが沢山あることです。日本は、就職活動のためにボランティアをしようと思えば様々なプログラムに参加できる環境があるし、お金を稼ぐためにアルバイトしようと思えばすぐに見つかるし、経験を積むために専門学校やインターンに行こうと思えばあらゆる中から選ぶことができます。
 対してネパールはなかなか自分が思い描くようにはいきません。どんなにやる気があっても、環境が関係して叶わない現状を抱える、夢見る若者を目の当たりにしました。そんな中、日本には自分次第であらゆるチャンスをものにできること、行動を起こさずそれを掴まないでいるのは勿体なさ過ぎることに気がつきました。


【ネパールでの活動の発信方法】 

関ゼミの活動を色んなところで話しまくった
1年間の活動の中で、イベントの開催数は実に6回。共催や参加したイベントも含めると全12回に上ります。楽しみながら学びをアウトプットすることにフォーカスを置き、様々な方を招いて学内外の交流機会を多く作り上げました。

 

【1年間の活動で達成したこと】

とても多くの方に支えられた関ゼミでした
・学内70人越えの集客を達成(English Fair)
・進一層賞3連続達成
・独自イベントを計6回開催
・英語プレゼンテーションコンテストで3賞の内
 2賞をゼミ生が受賞
・11月の報告会にて、外部の団体と協力し
 100名以上の集客達成
・新Mero Sathiバンド、デザイン考案
・大学ニュース掲載 計9回




【ページ作成の協力者】

・加藤 裕貴
・学部:経営学部経営学科
・職業:総合エレクトロニクス商社 法人営業職

・吉野 ジュディー歩
・学部:経済学部国際経済学科
・職業:人材紹介業、家事代行サービス業


~社会で役立っているゼミでの学び~
 柔軟性を持つことです。どんな状況になっても、自分がその状況に合わせて同じように変化し、順応していくことが今の予想しないことが起きる仕事の中で活かされています。
 また自分らしくいることの必要性です。自分のコピー体など存在せず、周囲の人間と自分はどこか違います。それをどれだけ受け入れ合うかが、色んな人と仲良くなるコツですが、同時に自らの特色を全面に出していくことも必要です。
 それは今の仕事でも、社内やお取引様に自らを売り込む際に活かされています。

~現ゼミ生へのメッセージ~
 関ゼミは英語を学ぶことがメインではありません。英語を学んで初めて関ゼミ生として活躍できます。人とどう上手く関係を構築していくのか、人間一人ひとりが持つ個々の文化や価値観を学びながらそれを受け入れる姿勢について、海外研修を通じてだけでなく、一緒に頑張っていく仲間と協働していく中で学べます。関ゼミを通して経験し学んでいくことは今後の人生で役に立ち、人と関わっていく中で欠かせないスキルです。是非それを自分のものにしてください。最後まで楽しみながら、色んな景色、文化、環境に触れて新しいものを見つけてください。最後には大学を超え、国境を越えた一生の仲間に出会えます。関ゼミで活動して後悔することはありません。(吉野 ジュディー歩)


「自由」「笑顔」しかし「本気」それが関ゼミです
私は「経験と交流の重要性」を学びました。難しいことや簡単なこと、辛そうなことや楽なこと、経験しなくても周りが言っているから分かるというのは、まだ分かっていません。人は経験した事しか語ることはできないため、多くの活動をゼミ生皆で取り組む事で、非常に多くの経験を積みました。社会人となり、今でも業務上自分で考え進めてみようと思ったことは、まず取り組んでみます。そこで周りの経験豊富な方々にアドバイスをもらいながら、自分の目指す方向に走って過ごしています。失敗できないことや課題がない状態というのは、その状態があなたにとっての課題です。あなたの伸びしろを最大限広げ、未知の世界に飛び込むことを楽しんでください。そして多くの人にアドバイスをもらって仲良くなって、成長していってください。他者との関わり方は上記に歩が伝えています。是非、最高の関ゼミライフを。いつも応援しています!(加藤 裕貴)

コメント

このブログの人気の投稿

異文化コミュニケーション基礎編1 「見える文化、見えない文化」

突撃取材!AAEE10周年記念イベント(5月12日@JICA地球ひろば 外務省後援)

偏見とステレオタイプが生じる原因と軽減策(5月29日授業報告)