偏見とステレオタイプが生じる原因と軽減策(5月29日授業報告)

( English follows below )
今回の授業では偏見やステレオタイプが生じてしまう要因やそれらを軽減する方策について学びました。
ゼミ生同士で、教え合い高め合う

偏見などが生まれる理由の一つに人間の「弱い自我」があります。
 自分が所属する集団では、自分の自我を守るために服従するものの、その一方で他者、特に弱い立場の人には敵意を持ち攻撃に繋がってしまうのだそうです。また、一度ステレオタイプが形成されるとそれだけが記憶に残りやすくなってしまい、他者がよくない行動をとるとそれが実際よりも頻繁に起こっていると誤って認識してしまうのだそうです。
 有力な軽減策としては、異文化の他者や集団と、同等の立場において友好的かつ協力的な方法で交流を継続的に行うことが挙げられます。
また、「エンパシー効果」つまり他者の立場に立って物事を捉え、その人の気持ちや考えに寄り添うように努めることでも偏見が軽減されるようです。
(文責:吉野 歩)

 This time, we learned about why we tend to have prejudices and stereotypes of other people and cultures, and we discussed strategies for reducing them.
In society, we have to follow the rules and norms of the groups that we belong to, regardless of how we feel about them. On the other hand, we sometimes attack or show hostility toward people who belong to different groups, especially those who are in weaker positions. It is just because we want to protect our egos. Weak egos are thought to be one of the reasons we have prejudices and stereotypes.
 Also, once stereotypes or prejudices are formed in our minds, they stay with us for a long time. Therefore, we have to be very careful.
                            (English translation by Ayumi Yoshino)


初回のゼミに比べて、ゼミ生の顔が穏やかになってきました。







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