プロの翻訳通訳家、ツァイ睦実さん(ゼミ先輩)の講演会

 今日は2018年度関ゼミ初のイベントでした!プロの翻訳通訳家として活躍しているツァイ睦実さんの講演会。ツァイさんは関ゼミの大先輩です!演題は「海外に興味があるけどどうすればいいか分からない人のための自己実現法~ただのKポップファンがプロの翻訳家になるまで~ 」。タイトルだけでとても興味をそそられ、ゼミ生一同、当日を楽しみにしていました。

ゼミのOGのツァイ睦実さん

  ご講演では、まず、小学生時代からこれまでの変遷をお話しされました。小学校時代には漫画雑誌の愛読家だったそうです。中学でも美術部に所属してらっしゃいました。また、この頃から語学学習にも興味があり、英語が得意科目だったそうです。
 
 東経大に入学し、大学の1年生では男子ラクロス部のマネージャーとして、活躍なさいました。第2外国語ではドイツ語を履修し、語学の幅をさらに広げたそうです。それから2年になり、関ゼミに所属、3、4年では韓国語の授業を熱心に履修しましたが、ほかの授業は乗り気にならなかったそうです。そうこうしている内に本学を休学することになったわけですが、休学中も語学を中心に勉強は真剣に続け、ノートが真っ黒になるほどだったそうです。その後、他大学に編入し韓国語を専攻。さらには、KGSPという、韓国政府による全額給付奨学金制度を利用して韓国に渡り、本格的に通翻訳家への道を歩き始めました。

 しかし、韓国の啓明大学院へ入学した当初は、方言や教授への接し方、慣れない生活スタイルに相当苦労なさったそうです。中でも大学の教授と会う時には、礼儀正しくまるで教授が神様のように接しなければいけないというエピソードはとても印象的でした。

 講演の最後に、これまでの経験から学んだことを7個挙げてくださりました。どれも思わず頷くものばかりでしたが、中でも胸に突き刺さったのは「チャンスは準備が整っている人に訪れる」です。チャンスはそこら辺にたくさん落ちているのに、自分で気づかないうちに逃しているという事をおっしゃっていました。このような言葉1つ1つはゼミ生の学習意欲を奮い立たせ、今後の人生の教訓となったのではな
いでしょうか。
トリックさんも講演してくれました

 今回、ご主人のトリックさん(ロシア人)もご同行くださり、さらに英語でプレゼンテーションまでして頂きました。限られた時間の中で異文化理解について非常にためになるお話でした。

(文責 尾崎万葉)



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